【映画考察】ウソから始まる恋と仕事の成功術から読み解く会話術

あなたは嘘が嫌いですか?

大好きな人に嘘をつかれたとき、悲しくなりますよね。

その時あなたは

どうして本当の事を言ってくれなかったの?
って、思っているのでしょう。
例えば、この世が嘘のない世界だったら、同じように思うでしょうか?
今日は、映画「ウソから始まる恋と仕事の成功術」の世界観を基に、心地よいコミュニケーションについてお伝えします。
(ネタバレが含まれていますので、ご注意ください)

目次

本音しか話さない世界だったら

建前や嘘の概念がない世界は、どうなる?

建前やウソの概念がない世界って、想像できませんよね。

映画「ウソから始まる恋と仕事の成功術」で、見事にその世界観が映像化されました。

ウソから始まる恋と仕事の成功術 あらすじ
建前やウソの概念が存在せず誰もが本音しか語らない世界で、突然ウソをつく能力を身につけた男が色々なウソで世の中に変化をもたらしていくさまを描いたコメディ
この映画を観た方は、ほとんどがこう思ったはずです。

本音しか言わない世界って、めちゃ怖い!
ウソの言える世界に住んでて、良かった
映画をまだ観ていない方のために、詳しい事例を上げますね。
本音しか言わない世界では、このようになります。
レストランの配膳係が「サービスです」と綺麗に盛り付けたお皿をテーブルに置くときに
「今日の料理まずそうだな」
って、お客様の目の前でハッキリと言うんです。
ビックリしますよねー。
そんな光景が当たり前の世界なんです。
太ってる人がいたら「デブだな」とか、思ったことを本音のまま口に出すのが当然の世界。
美人のヒロインの女性に、主人公のライバルのイケメンがこう言いました。
「君の美貌は今だけだ。すぐにシワシワになるんだから」
自分の感情に正直に伝えることが、どれだけ人を傷つけてしまうのか、この映画を観れば辛く感じてしまいます。
それでも、本当の事を言って欲しい、って思いますか?

真実は人を傷つけることがある

本当の事を言って、嬉しいこともあれば悲しいこともあります。

受け取る側が喜ぶことは、どんどん言ってあげましょう。

でも、受け取る側が傷付くようなことは、言わないことです。

また、正論や正しい事も人を傷つけたり感情を荒ぶらせたりします。

デール カーネギーの言葉で、こんな言葉があります。

死ぬまでに他人に恨まれたい方は
人を辛辣に批評してさえいればよろしい。
その批評が当たっていればいるほど
効果は覿面だ。
およそ人を扱う場合には
相手を論理の動物だと思ってはならない
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち
自尊心と虚栄心によって行動する
ということをよく心得ておかねばならない。
自分にとっては正しい主張であっても相手からは恨まれたり嫌われたりすることがあります。
正論は控えめに言うのが良いのかもしれません。

会話は思いやり

ウソから始まる恋と仕事の成功術では、主人公だけが本音以外の言葉を伝えることができます。

美人のヒロインが

あなたのデブでブタ鼻の遺伝子の子供はいらない。早く子供が欲しい。すぐに老いてしまうから
それを聞いて主人公はこう答えました。
「僕にはずっと綺麗なままだ」
本音しか言わないイケメンのライバルは「君の美貌は今だけ」と切り捨てました。
主人公の心境も本音だったと思います。
お互い本音を語っているのに、この対比はなんでしょう。
相手の事を心の底から思いやった伝え方の違いなんです。

伝え方は、思いやりですね
焦げた料理を見て、満面の笑顔で「おいしそうだ」と言う主人公に、相手の心を傷つけない思いやりを感じました。

まとめ

お伝えしたかったこと
自分の感情や思った事を伝えることは非常に大事です。
何も言わなくても態度や仕草でも伝わりますが、それでも言葉を補完しなければ伝わらないことも多いです。
但し、正論を言う時は控えめに伝えると良いでしょう。
相手が喜ぶことはどんどん伝えましょう。
相手が傷付いたりするようなことは、気遣いましょう。
伝え方は思いやりです。
相手の事を心の底から大事にしたいと思えるならば、容易いです。
相手を思いやることができれば、人間関係もグッとうまくいきますよ。明日は今日より輝けますように。

 

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