「るろうに剣心」って知ってますか?
主人公の緋村剣心は、不殺(殺さず)の誓いを立て
逆刃刀で敵の刃を払います。
人を斬れば、そこに恨みが生まれる。
恨みがまた人を斬らせる。
その連なりを断つ。
恨みがまた人を斬らせる。
その連なりを断つ。
現代の世の中では、刀で人を殺めることはなくなりましたが
代わりに、言葉で人を傷つけてしまい、相手の心身が病んでしまったり。
辛さに耐えられず、命を終わらせてしまうこともあります。
また、憎しみの連鎖で、傷つけた相手に仕返しをしたり復讐したり。
こんな不幸を絶つためには、絶対に必要なことがあります。
現在の世の、「不殺(殺さず)の誓い」ならぬ「不戦(戦わず)の誓い」について
お伝えしたいと思います。
目次
人間関係の悩みは恨みの連鎖
人間関係の悩みは
誰かが誰かを理不尽に傷つけたり、陥れたりすることから始まります。
傷つけられたあなたは、深く落ち込みます。
大抵の場合、明確な理由なく
攻撃してくる場合が多いため、余計に悩んでしまいます。
真面目に生きているのに、なぜこんな酷い目にあうの?
自分に非があるならともかく
身に覚えがないのに
どうしてこの人は、こんな酷いことを言ってくるのだろう?
どうしてこの人は、こんなに攻撃的なのだろう?
どうしてこの人は、私の人格を否定するようなことを言ってくるの?
どうして…?
自分は潔白なのに、攻撃してくる相手に対して復讐したくなってきました。
私は悪くない。
悪いのは相手なのに。
ぎゃふんと言わせたい。
そんな恨みが四六時中、頭の中をいっぱいにしています。
恨みの念は、心も身体もボロボロにしてしまう毒です。
眠れない。
食べれない。
話ができない。
息が苦しい。
胃が痛い。
いろんな症状が心も身体も蝕んできて気力は落ちていくのに
相手への恨みは最高峰に膨らんでいきます。
この恨み、どうやって晴らそう。
相手にも同じ苦痛を与えたい。
そんな憎悪が常に頭から離れられなくなりました。
そうしている内に、相手に反撃する機会を得ました。
悪者に裁きを!
しかし、相手からは猛反撃が返ってきました。
こんな風に、人を憎むと自分もボロボロになるし
恨みを晴らすために相手に反撃をしても
2倍返しにあったりして
苦しみのループを繰り返すことになります。
返報性の法則の通り
反撃すれば反撃されます。
返報性の法則については、こちらの記事に書いています。
恨みは断ち切らないと、結局、不幸の連鎖は止められません。
不戦(戦わず)の誓いとは
恨みを断ち切る不殺(殺さず)の誓いにように
人間関係の悩みは
恨みを断ち切る不戦(戦わず)の誓いが必要です。
理不尽な目にあっても
戦わない。
戦うと、自分がもっとダメージを受けることになります。
戦わないことが
一番ベストな戦略です。
一番ベストな戦略です。
- マウントしてくる人
- 意地悪な人
- 悪口や陰口を言ってくる人
- 見下してくる人
- パワハラしてくる人
色々、理不尽な目にあったとしても
反論しない。
傷付かない。
やり返さない。
戦わない。
傷付かない。
やり返さない。
戦わない。
これが鉄則です。
例え自分が正しくても、
反論すれば相手の自尊心を傷つけて
逆に恨みを買うことになります。
理不尽な目にあっても
不用意に傷付かないことも大事です。
やられたらやり返したい気持ちは
存分に理解できますが
それこそ、不幸の連鎖は止まらないでしょう。
戦いを挑まれても
戦わない選択が結局一番賢いのです。
人間関係の悩みに勝ち負けはない
攻撃してきた人に、勝とうとしないで欲しい。
勝つ事に何の意味がある?
負けたことが認められない?
そもそも、人間関係の悩みに勝ち負けはないのです。
仕返ししたくなったら
不戦(戦わず)の誓いを思い出してほしい。
戦わないことこそが最大の正義です。
戦えば、お互いが苦しみ合うでしょう。
憎しみは心も心身も蝕んでいきます。
あなたがメンタルダウンすると、子どもは悲しむでしょう。
不幸の連鎖を断ち切るには、自らが戦わないと決意することです。
人間関係の悩みに勝ち負けなんかない。
誰も勝たないし、誰も負けではない。
誰もが不完全な存在だから、適切な感情交流ができなかっただけなのです。
お互いの不足を認めれば、お互いの過ちを水に流せるでしょう。
恨みの連鎖を断ち切る勇気を持って。
それこそが、平和に穏やかに生きていける道なのです。